2017/06/03
古典雅楽の作法を現代音楽やポップスの手法を交えながら、平安時代に存在したと伝えられる京都の道饗祭の様子を想像しながら作曲されました。
この楽曲は静と動の2つのセクションで構成され、前半では明け方に陽が昇るような(=嚮明)様子を笙や篳篥、龍笛の響きを模した木管楽器を中心に緊張感を持って描写されます。
短いファゴットソロを経て、ドラムが全体を支配する動の部分に転換します。
道饗祭は悪い妖物に対して酒や食物を振る舞うことで宮中に妖物が入ることを防ぐ目的があり、サックスのアドリブソロや自由なカオス部分などで、だんだんと盛り上がる華々しくもグロテスクな宴会の様子が描かれていきます。
コンクール以外の演奏会ではエレキベースやシンセサイザー、指定に無い打楽器や邦楽器などを自由に入れて構いません。
可能な限りカオスで派手な宴になることを期待しています。
タイトル | 嚮明の舞 道饗の祭 |
---|---|
作曲者(編曲者) | 細木原豪紀 |
編成 | 大編成向き |
演奏時間 | 7:00 |
グレード | Gr.5 |
参考音源 | 吹奏楽コンクール自由曲集 vol.1「ハガニア・プレリュード」 |
価格 | 44,000円(税込) |
※代理店様への卸販売も行っております。お気軽にお問い合わせください。
(東京音楽制作合同会社 TEL 050-5899-9907 info@tokyo-music.net)